PHILOSOPHY

人はみんな、まる。

行動を評価しても、人そのものまでバツにしない。

「人はみんな、まる。」とは、全員が正しい、何をしてもいいという意味ではありません。行動への評価と、その人そのものの価値を分け、行動について「違う」と伝えることがあっても、その人そのものまでバツにしないという、まるまるメソッドの大前提です。

「まる」とは何か

人そのものの価値と、行動・判断・発言への評価を分けて考えます。

人

まる

その人そのものまで、バツにしない。

行動

評価・えらび直しの対象

状況によって評価したり、次の行動を選び直したりすることがある。

「何でもまる」ではない

例えば、人を傷つける行動、約束を守らないこと、組織のルールに反することなどについて、行動そのものを「それは違う」と伝えることはあります。

ただし、その行動をした人の存在そのものまでは否定しません。行動への評価と、その人そのものの価値を分けて考える——それが「人はみんな、まる。」という考え方です。

なぜ対話の前提になるのか

相手を「直すべき人」「間違っている人」「敵」として見た状態では、対話よりも説得や防衛が起きやすくなります。だからこそ、対話の5ステップはSTEP1「心をまるにする」から始まります。

STEP1について見る →

自分にも「まる」を向ける

「人はみんな」には、自分自身も含まれます。失敗した自分、うまく話せなかった自分、怒ってしまった自分——その行動を振り返り、えらび直すことはあっても、自分そのものまでバツにしません。

「晴れの日も、雨の日も、まる。」(まるまるお天気アプリ)へ →

自分を見る視点は、一つではありません。

こんな私でも、まる。
こんな私だから、まる。

この視点についての理論的な整理は、今後コラムで深掘りしていく予定です。

「まる」と地図

人はみんな、まる。だから、違う地図を持っている相手を、まずバツにせず、「あなたには、どう見えてる?」と聞くことができます。

「地図」について見る →

「まる」とえらび直し

人そのものをバツにしないからこそ、行動については、責めるのではなく、次にどうするかを考えることができます。

STEP5「えらび直す」について見る →
SCENE|こんな場面で(説明用の例です)

約束の時間に、遅れてきた人。

「だらしない人」と、人そのものまで評価してしまうのか。それとも「遅れたという行動」と「その人」を分けて見るのか。遅刻という行動について「次はどうする?」と伝えることはあっても、その人の存在そのものを否定しない——それが「人はみんな、まる。」の考え方です。

よくある質問

いいえ。行動について評価したり、「それは違う」と伝えることはあります。行動への評価と、その人そのものをバツにすることを分けて考えます。
いいえ。行動や成果について評価することはあります。ただし、その評価をその人そのものの価値と同一視しません。
はい。「人はみんな」には自分自身も含まれます。失敗やうまくいかなかった行動を振り返ることはあっても、自分そのものまでバツにしないことを大切にします。
人そのものまで否定しないことと、問題のある行動に必要な対応をすることは両立します。必要に応じて注意・対話・ルールに沿った対応を行います。